アストラ国際絵本原作コンテストは、国の枠をこえて、子どもむけ絵本の原作者を発掘し、優れた絵本の創作を後押しし、国際文化交流と出版協力事業を推進することを目的として設立されました。応募者の出版経験の有無も問いません。
絵本は、子どもたちが触れる最初の本として、読書の楽しさや、読書の持つ力を伝えていく大切な役割を担っています。卓抜なアイデア、心を打つストーリー、面白い語り口、美しい文章は、優れた絵本の核となるものであり、作者の優れた文学創造力と子どもに対する理解と愛情を示すものです。
急速に発展しつつある高度情報化時代に、子どもたちが読書を好きになり、生涯学習の習慣を身につけることはとりわけ重要です。アストラ国際絵本原作コンテストは、より多くの優秀な原作者が、子どもたちのために作品を書くことを激励し、世界中の子どもたちが、より素敵な絵本に囲まれて、幸せに成長することを願っています。
受賞作品は、主催者の出版社により多言語で出版されるチャンスがあります。受賞者は、受賞作品の出版契約の最優先権を主催者に1年間認めることになります。これに同意しないと上記賞金を受領することができません。1年間の最優先権は、受賞者が受賞関連の書類に署名した日より効力を有します。 (詳細については応募規約をお読みください)
1.本コンテストは3〜8歳の子どもを対象としたストーリーを募集します。絵が入った作品は応募できません。
2.応募作品はフィクション、ノンフィクション、詩などジャンルを問いません。
3.日本語で応募の場合は、2500字以内。英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語は1000単語以内。中国語は1000字まで。
4.応募作品は、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語、中国語で応募することができます。
5.応募作品は応募者本人のオリジナル作品であること。
6.応募作品は、世界中のどの言語でも出版されたことがなく、また世界中のどのエリアのどんな言語でも出版契約を結んだことがないものに限ります。
7.応募作品は応募時点で他のコンテストおよび他の出版社に提出したことがない作品に限ります。
8.本コンテストの結果が発表されるまでに応募作品は、他のコンテストおよび他の出版団体に提出することができません。
9.応募は1人1作品に限ります。
10.応募者は応募時に満21歳以上の個人に限ります。
(詳細については応募規約をお読みください)。
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荒井良二
(Ryoji Arai、日本)
Photo/永野雅子(Masako Nagano)
世界から注目される絵本作家でありイラストレーター。2005年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞したほか受賞歴多数。ボローニャ国際児童図書展(Bologna Children's Book Fair)の絵本原画コンクールの審査委員も務めた。
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アージャ
(Ajia、中国)
作家・教育者・児童文学の翻訳家。2022年のカール・オナーズ・ブリッジの受賞者。数多の児童文学賞の選考委員を務めた経験がある。
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ジル・デイビス
(Jill Davis、アメリカ)
アストラハウスのヒッポ・パーク(Hippo Park)で編集長を務めている。ランダムハウス、ペンギンブックス、ブルームズベリー、FSG、ハーパーコリンズでは編集者として活躍。
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サビーネ・フックス
(Sabine Fuchs、オーストリア)
シュタイアーマルク州教員養成大学にて児童文学の研究と指導のためのキジュリト・センターを創設し、代表を務める一方、IBBY(国際児童図書評議会)ではリエゾンオフィサーとしてオーストリアの代表を務めている。
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ソフィー・ヴァン・デル・リンデン
(Sophie Van der Linden、フランス)
文芸批評家、作家。 児童文学、特に絵本の専門家。フランス唯一の絵本専門誌『Hors-Cadres(奇想天外)』(2007年)の創刊者であり、編集長を務めている。
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ドロレス・プラデス
(Dolores Prades、ブラジル)
子供や青少年のための文学と関連図書に注目している出版業者であり、国際アンデルセン賞の審査員を務めた。
(審査委員の氏名は、姓のアルファベット順に記載されるものとする。)
- 応募開始
- 2022年11月8日 14時00分(東京時間)
- 応募締切
- 2023年4月30日 23時59分(東京時間)
- 結果発表
- 2023年11月